カンフージャングル
★★★★★
ドニー・イェン 主演
武術界の達人であり、警察の武術教官であるハーハウ・モウ。
ある時彼は武術の決闘で謝って相手を殺してしまい、服役することとなった。
ハーハウが服役中、拳術の達人が何者かに殺される事件が起こる。さらにその事件に続き、脚技、擒拿術、武器術の達人が次々と殺害される。しかもそれぞれが得意とする武術によって殺されていた。
ハーハウは犯人が功夫修得の順番にそれぞれの達人を殺害していると考え、警察への協力を名乗り出る。
ハーハウは果たして犯人の狂行を止めることができるのか……?
久しぶりのカンフー映画。スターウォーズにも出演し、勢いが留まることを知らないドニー・イェンだが今作でも素晴らしいアクションを魅せてくれた。
生身のアクションシーンもさる事ながら、ストーリーも非常におもしろい。アクションだけでなくサスペンス的な要素もある。
よくある連続殺人とは違い、犯人はガチの決闘で相手を殺してるのがまたそこら辺のサスペンスとはまた一線を画している(笑)犯人も命懸けなのだ。
カンフー映画あるあるでもあるが、ヒロインがまた凛とした美女でこれまたgood。しかも綺麗なだけでなくアクションもこなすのが素晴らしい。
相変わらずドニーのアクションは素晴らしく、今作も見応えたっぷりのドニー節が炸裂している。
スッキリしたい時におすすめの1本
バックドラフト
★★★★★
カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン、ロバート・デ・二ーロ他
幼い頃、勇敢な消防士であった父を目の前で亡くしたブライアン。
20年後彼はいくつもの職を転々とした後、新米消防士となる。一方、兄のスティーブンは最も厳しい小隊とされる17小隊の隊長となっていた。
そしてブライアンもまた、17小隊に配属される。過酷な任務の前にまたも挫けそうになるブライアン
そんな時、「バックドラフト」という爆発現象による火災が相次いで起きはじめる……
まさに「これぞ映画!」と思わせてくれる作品。爆発や火炎など今でこそCGで簡単に表現できるがこの映画の炎は全て本物。それこそ俳優も真に命懸けの演技をしている。
まさに炎も登場人物と言ってもいいほど、爆発や火炎の演出は凄まじいものだ。ラスト15分は息を飲む怒涛の火炎祭り。見応えしかない
ストーリーも消防士の生き様、兄弟の溝、放火犯の正体、全ての元凶といくつもの要素が絡み非常に面白い。
USJのアトラクションだけでしか知らないという人はこの映画を観てから、もう1度アトラクションに足を運ぶといいかもしれない
グリーンマイル
★★★★★
トムハンクス主演
スティーブンキング原作のファンタジー小説を映画化
あらすじ
時は1932年。死刑囚監房で看守を務めるポールのもとに、一人の大男が送られて来る。双子の少女を強姦殺人した罪を持つ死刑囚ジョン・コーフィは、その風貌や罪状に似合わないほど弱く、繊細で純粋な心を持っていた…
ジョンは不思議な力を持ち、病や怪我を癒す力を持っていた。ポール達はジョンの優しさに次第に心を許していく…そしてジョンは一体何者なのか…
ファンタジーという括りであるが、死刑囚監房で起こる出来事のリアルさや卑劣な悪人達、「生とは何か」を考えさせられる終盤はとてもファンタジーという枠では収まらないだろう
死刑のシーンは人によってはかなり苦手かもしれない。しかしそのシーンを観てこそ、この映画を観る価値がある。
これ程まで生と死を同時に感じることのできる映画があったろうか(反語)
観終わった的に何とも言えない気持ちなったが、何故か泣いてしまった。切ない映画だがいつか必ず見返したいと思う
クリーピー~偽りの隣人~
★★★☆☆
前川裕原作の小説「クリーピー」を映画化。
正直キャスト、ジャケット裏の簡単な説明を見たら「これは絶対面白い!」と思ってしまうはず
しかし現実はそんなに甘くはなかった(笑)
確かに香川照之演じる西野のサイコさは最高だ。理不尽な犯行を繰り返すサイコパスを見事に演じている。
悪く言えば見所はただそれだけ…
とにかく登場人物の行動がいちいちおかしい。返事がなかったら勝手に家に入る。嫌いと言いながら何度も訪ねる。警察が単独で捜査。超強引な事情聴取(?)。などなど…
川口春奈演じるキーパーソンらしき少女も途中から全く出なかったし、主人公の妻が嫌いとか言ってたやつに抜け抜けと薬漬けにされたたのも謎。
とにかく脚本があまりにも雑。原作を無理矢理尺に納めようとした結果なのだろうが結構無理ある感じになってしまった印象。
ただ香川照之の演技はほんと観てて面白いし、おかしな登場人物ツッコミどころ満載なので意外と楽しめた。かも
貞子VS伽椰子
★★★★☆
ここ最近だとアイズ以来のめちゃくちゃ久しぶりに観たJホラー。
あらすじ(wikiより)
女子大生の有里の親友の夏美は、その映像を見ると貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死んでしまうという「呪いのビデオ」を見てしまう。
一方、入ったら行方不明になるという“呪いの家”の向かいに引っ越してきた女子高生の鈴花はある夜、行方不明になった小学生をその家の中で目撃、居ても立ってもいられなくなり、足を踏み入れてしまう。
そんな2人をそれぞれの呪いから解き放つため、異端の霊能者・常盤経蔵と助手の少女・珠緒は、貞子と伽椰子を激突させ、同時消滅させるという驚くべき計画を立てる。
日本を代表する二大Jホラーのヒロインがぶつかるというごくシンプルな内容で両シリーズの細かい設定をすべてとっぱらったわかりやすいストーリーになっているばかりか、世界観監修が鈴木光司なだけあって独特の雰囲気には思わず魅入ってしまう。
本作ではヒロインに山本美月、玉城ティナと可愛い女の子が出てるだけではなく、霊能力の兄ちゃんとその助手の盲目の少女がとてもいい味を出しててJホラーらしくないワクワク感もある。ぬ~べ~が好きな人なら同じ感覚になる……かも
見所はやはり終盤、貞子VS伽椰子!!
ラスト10分、まさに怖いというより凄いという感想しかなかった。
敬遠しがちなJホラーだけどたまにはこういうのもいいかもしれない(笑)
ちなみにリングシリーズも呪怨シリーズもほとんど観たことありませんが伽椰子めちゃくちゃ怖いですね。あの声は頭に残る…
バタフライエフェクト
★★★★☆
幼少期から度々起こる記憶喪失に悩まされてきたエヴァンは医師の勧めで日記をつけるようになる。大学生になったエヴァンは7年間記憶喪失が起こっていないことに喜んで、日記を読み返してみるとその日記に書かれている過去の時点に戻れる能力がある事に気づく。
過去に戻ったことで自分が幼馴染みであり幼少期の想い人であったケイリーの人生を狂わせてしまっていたことを知り、過去に戻り運命を変える事を決意するが……
日記を読むことで過去へ戻るという独特の発想と幾重にも重なる意外な展開が実に面白い。だんだん謎が解かれてく感じもいい。
切ないハッピーエンド?は僕にとっては結構悲しかった泣
2.3と続編があるようなのでそちらも近々観てみたい
あと13歳のケイリーを演じた子がすごい好み(笑)
ホリデイ
★★★★★
主演:キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ケント・ウィンスレット、ジャック・ブラック
休暇中に家を交換するホーム・エクスチェンジを題材にしたロマンティックコメディ。
偶然にも同時期に恋に破れた女性2人がホームエクスチェンジをしたことで新たな恋のきっかけとなるのだが、ダブルヒロインがとても魅力的で男の私でも思わず感情移入してしまう(笑)
また男性も男の目から見てもカッコよく、紳士的なグレアム(ジュード・ロウ)、包容力があり、優しさ溢れるマイルズ(ジャック・ブラック)は惚れてしまうほどだ。
ちなみにこの作品がきっかけでジャック・ブラックが好きになった。
雰囲気や登場人物の素直さ、そして観やすいストーリー。観れば元気になる、タイトルの通り休日に観るのにピッタリな作品。