貞子VS伽椰子
★★★★☆
ここ最近だとアイズ以来のめちゃくちゃ久しぶりに観たJホラー。
あらすじ(wikiより)
女子大生の有里の親友の夏美は、その映像を見ると貞子から電話がかかってきて2日後に必ず死んでしまうという「呪いのビデオ」を見てしまう。
一方、入ったら行方不明になるという“呪いの家”の向かいに引っ越してきた女子高生の鈴花はある夜、行方不明になった小学生をその家の中で目撃、居ても立ってもいられなくなり、足を踏み入れてしまう。
そんな2人をそれぞれの呪いから解き放つため、異端の霊能者・常盤経蔵と助手の少女・珠緒は、貞子と伽椰子を激突させ、同時消滅させるという驚くべき計画を立てる。
日本を代表する二大Jホラーのヒロインがぶつかるというごくシンプルな内容で両シリーズの細かい設定をすべてとっぱらったわかりやすいストーリーになっているばかりか、世界観監修が鈴木光司なだけあって独特の雰囲気には思わず魅入ってしまう。
本作ではヒロインに山本美月、玉城ティナと可愛い女の子が出てるだけではなく、霊能力の兄ちゃんとその助手の盲目の少女がとてもいい味を出しててJホラーらしくないワクワク感もある。ぬ~べ~が好きな人なら同じ感覚になる……かも
見所はやはり終盤、貞子VS伽椰子!!
ラスト10分、まさに怖いというより凄いという感想しかなかった。
敬遠しがちなJホラーだけどたまにはこういうのもいいかもしれない(笑)
ちなみにリングシリーズも呪怨シリーズもほとんど観たことありませんが伽椰子めちゃくちゃ怖いですね。あの声は頭に残る…
バタフライエフェクト
★★★★☆
幼少期から度々起こる記憶喪失に悩まされてきたエヴァンは医師の勧めで日記をつけるようになる。大学生になったエヴァンは7年間記憶喪失が起こっていないことに喜んで、日記を読み返してみるとその日記に書かれている過去の時点に戻れる能力がある事に気づく。
過去に戻ったことで自分が幼馴染みであり幼少期の想い人であったケイリーの人生を狂わせてしまっていたことを知り、過去に戻り運命を変える事を決意するが……
日記を読むことで過去へ戻るという独特の発想と幾重にも重なる意外な展開が実に面白い。だんだん謎が解かれてく感じもいい。
切ないハッピーエンド?は僕にとっては結構悲しかった泣
2.3と続編があるようなのでそちらも近々観てみたい
あと13歳のケイリーを演じた子がすごい好み(笑)
ホリデイ
★★★★★
主演:キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ケント・ウィンスレット、ジャック・ブラック
休暇中に家を交換するホーム・エクスチェンジを題材にしたロマンティックコメディ。
偶然にも同時期に恋に破れた女性2人がホームエクスチェンジをしたことで新たな恋のきっかけとなるのだが、ダブルヒロインがとても魅力的で男の私でも思わず感情移入してしまう(笑)
また男性も男の目から見てもカッコよく、紳士的なグレアム(ジュード・ロウ)、包容力があり、優しさ溢れるマイルズ(ジャック・ブラック)は惚れてしまうほどだ。
ちなみにこの作品がきっかけでジャック・ブラックが好きになった。
雰囲気や登場人物の素直さ、そして観やすいストーリー。観れば元気になる、タイトルの通り休日に観るのにピッタリな作品。
幸せの隠れ場所
★★★★★
NFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズに指名されて入団したマイケル・オアーのエピソードに基づくマイケル・ルイスのノンフィクション『ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟』(The Blind Side: Evolution of a Game)を映画化をしたもの。
家族と共に車で帰路に着く途中、リー・アンは、一人で雨に濡れながら夜道を歩くマイケル・オアーに目を留める。彼を放っておけなかったリー・アンは自宅に連れ帰りマイケルの境遇を知ると、一家に迎え入れることにした。リー・アンがアメリカン・フットボールでのマイケルの持つ才能を見い出したことから、彼は一気にスター選手へと開花していく…
登場人物がとにかく素敵。マイケルを受け入れるテューイ家は一家揃っていい人だし、学校の先生もマイケルの人柄を認めて協力してくれるし、最後にちろっと出る家庭教師のおばさんも献身的。
普通こういう話って誰かしら主人公を受け入れないやついるんだけど…
話もヒューマンドラマとしてかなり完成されているし、ノンフィクションというからこれまた驚き。マイケルが徐々に心を開いてテューイ一家に打ち解けていく様や周りがマイケルを受け入れていく過程は観ていてとても心地よい。
ジャケットでアメフトメインの作品と思っていたが、そんなことはなく実際は誰でも感情移入できるような作品で観ていてとても気持ちの良い映画だった。
天国に行けないパパ
★★★★★
タブ二ー・コールマン主演
あと5日で定年を迎える予定の刑事、バートは手違いで不治の病だと診断されてしまった。生命保険にも入っていなかったバートはまだ幼い息子に金を残すことができないことに絶望する。
しかし、警官としての死亡時に多額の補償金が出ることを知ったバートは定年の期日までに何とか殉職をしようと画策し始めるが…
勘違いから起こる騒動というありがちな設定だが、臆病者で何となく人生を過ごし妻とも別居して子供だけが生きがいというバートが最後の人生を字のとおり命懸けで生きるようになっていく姿がカッコイイ!
終始一貫して何故か笑えてしまう反面で、アクションが無駄に本格的(笑)
笑い感動アクションと全体のバランスが非常によく取れている爽快な作品